OpenAI公式ガイド:バグ修正からスクショのプロトタイプ化、クラウドリファクタリングまで、そのまま使えるCodexプロンプト9ワークフロー
- ChatGPT公式がプロンプトガイドを発表。Chat、Work、Codexの3つのインターフェースをカバー。
- 核心は4要素フレームワーク——目標・背景・出力・境界線。必要なものだけ書けばよく、全部埋める必要はない。
- Codex向けには9つの具体的なワークフローを提示——コードベースを読む、バグを直す、テストを書く、スクリーンショットをプロトタイプに変える、確認しながら進めるUI反復、クラウドへのリファクタリング委任、2通りのコードレビュー、ドキュメント更新。それぞれにそのままコピペできるプロンプトが付いている。
- Codex実行中に追加メッセージを送れる——steerはその場でタスクの方向を変え、queueは次のターンに回す。
- ローカルIDEで固めたリファクタリング計画は、コンテキストごとそのままクラウド環境に持ち込んで続きを実行できる。
テンプレートを暗記しなくていい:4つの要素、必要な分だけ埋める
OpenAIチームはlearn.chatgpt.comで公式プロンプトガイドを発表し、Chat、Work、Codexの3つのインターフェースでどうプロンプトを書けばいいかを明確にした。
一つの原則がChat、Work、Codexの3インターフェースの書き方を統一し、Codex向けにはコマンドレベルまで落とし込んだ9つのコピペ可能なワークフローを用意している。短いタスクなら一言で十分、大きなタスクだけ要素を補えばいい。
まず「どんな結果が欲しいか」をはっきりさせる、手順を並べるのは後
欲しい結果から話し始め、想定読者とフォーマットを併せて伝える。どうやるかの部分はChatGPTに検索・比較・調整させる余地を残す。手順そのものが重要なときだけ手順を説明する。
Turn these meeting notes into a short update for the project team. Put the decisions and next steps first.
結果を何に使うかを伝えれば、長さと詳細度は自分で判断してくれる
「出力」の要素のコツは、その結果を何に使うつもりかをChatGPTに伝えることだ。そうすれば適切な長さ、詳細度、構成を自分で選んでくれる。重要な作業では、最後に一度最終チェックを求めることもできる——たとえば各アクション項目に担当者と締め切りがあるか確認させる、あるいは裏取りできなかった情報にフラグを立てさせて、自分で最終確認する、といった具合だ。
Make this a one-page summary a director can scan before the meeting. Put the decision and next steps first. Turn these notes into a follow-up email with the decisions, owners, and due dates. Create a clear table of planned versus actual spending and highlight any difference over 10%.
そして4要素の中で一番見落とされがちな一つ——境界線。
境界線とは、ChatGPTが余計なことをしたり勝手に行動したりしないよう防ぐための指示だ。判断基準はシンプル——「細部を一つ間違えるだけで結果が使い物にならなくなる」場合、あるいは「その動作が他人に影響し、先に自分で確認したい」場合には、一言加える。最も重要な1、2点だけ押さえればよく、すべてのステップを管理する必要はない。
Keep the approved dates and budget figures unchanged. Use only the supplied sources. Flag missing information instead of guessing. Keep recommendations within the stated budget. Prepare the message as a draft. Don't send it.
適切な背景を渡す:ファイル、スクリーンショット、Web検索、連携ソフト
「背景」とは結果を左右する情報のことだ。原則は関連するソースだけを渡し、各ソースから何を取り出してほしいかを明確に伝えること。渡し方にはいくつか種類がある。
| 渡し方 | 使うタイミング |
|---|---|
| 文書/表計算/スライド/PDFのアップロード | 要約・比較・書き直し、あるいはレビュー可能なファイルを出力させたいとき |
| スクリーンショット/図解/画像 | タスクが視覚情報に依存するとき。画像のどの部分を見てほしいか一言添える。画像だけ渡さない |
| Web検索 | 答えが最新情報に左右されるとき。結果を確認したいなら出典も併せて出させる |
| 連携データソース(Drive/Slackなど) | どこで何を探すか名指しすればよく、毎回の検索方法まで説明しなくていい |
Use the latest project plan in Drive and relevant decisions and updates from the project's Slack channel to prepare a status update.
連携データソースには対応するプラグインの導入が必要で、使えるかどうかはプランとワークスペース設定次第だ。特定のプラグインを指定したいときは、入力欄で@を打って選べばいい。もう一つ区別しておくべき点がある——毎回適用したい好み(デフォルトのトーン、習慣)は「設定>パーソナライズ」のカスタム指示に入れ、今回のタスクだけに関わる詳細はそのプロンプトに書く。
結果が気に入らなくても書き直し不要——フォローアップメッセージ + 割り込みか順番待ちか
最初のプロンプトで一発完璧にする必要はない。結果を見て、直したい箇所をそのまま伝えるだけでいい——出典を補う、方向を直す、別バージョンにする、詳細度を調整する、どれも最初からやり直さなくてすむ。
Make the opening more direct, keep the evidence, and move the recommendation above the background section.
Codexにはもう一層ある——実行中にもメッセージを追加送信でき、どのターンで反映されるかは送り方次第だ。
料理人がすでに炒め始めている状況を思い浮かべてほしい。「steer」と言うのは今すぐ具材を変えるよう伝えることで、その一皿はその場で新しい要求通りに作り直される。「queue」と言うのは、その一皿が炒め終わってから、追加で頼んだ料理を出してもらうことだ。